事務局ブログ

日本ジオパークネットワーク全国大会伊豆半島大会

2016.11.11 Friday 11:00
10月10-11日に、静岡県沼津市で開催された第7回日本ジオパークネットワーク全国大会伊豆半島大会に参加しました。
 
(写真1)開会式の様子

基調講演では、神戸大学海洋底探査センター教授の巽好幸氏による「列島からの恩恵、大陸誕生の謎を伊豆から考える」という内容で、講演されました。キーワードは水でした。はじめに太陽系に水があるのは地球だけである理由として、太陽からの距離と地球の重さが影響していること、木星と土星の軌道が現在よりも内側に移動していた時期に、水が供給されたことなどが話されました。その後、地球は、他の惑星と違って、地球上の高さの割合について2つのピーク(大陸と海)があって、互いに異なった地殻を持っていること、大陸の地殻が形成されるためには、大陸が必要であるということが話されました。そのため、最初の大陸は、どのように形成されたのかという問いかけをしました。そこで、伊豆小笠原海溝のような海洋島弧の地殻を調べてみると、2つのプレートがぶつかり合っているところで、大陸の地殻が形成されているということがわかったそうです。この大陸が形成されるために、水が重要な役割を果たしているという話しでした。

(写真2)基調講演後の談話のようす

市町村長セッションでは、各ジオパークの首長が舞台に上がって、司会者が首長に質問するという形式でした。ある首長からは、「人口が減少しているので、住民が自信を失ったが、ジオパークを始めたことによって、住民が自信を持って、地域を語ることができるようになった。」また別の首長は、「地域としては、ジオパークの関心がなかった。やってみると面白い。愛着や誇りにつながる。」などの意見が出ていました。
最後に司会者が、「誰かがやってくれるというのではなく、全員がジオパーク活動を進める当事者であるという覚悟をもって、相互チェック(審査)で互いの覚悟を共有しながら、いきいきとした地域社会づくりを、共に前に進めていきましょう。」とまとめていました。

(写真3)市町村長セッションのようす

また、ブース展示では、銚子ジオパークの宣伝をしながら、物販を行いました。この物販には、龍泉堂から「琥珀羊羹」、銚子電鉄から「ぬれ煎餅と佃煮」、ヤマサ醤油とヒゲタ醤油から提供いただいた醤油を持ちこみました。商品を通して、色々な地域の方と交流ができて、とても有意義でした。

(写真4)ブース展示のようす

ポスターセッションでは、銚子ジオパークからは、「日本ジオパーク認定 4 年目を迎えた銚子ジオパークにおける市民の意識調査結果について」というタイトルで発表しました。内容としては、今年7月に行ったアンケート調査をもとに、ジオパーク活動に対する要望について集計した結果について、話しました。ジオパークは、4年に一度再認定審査がありますので、再認定審査に関心のある方がポスター発表を聞きに訪れ、意見交換をしました。

また分科会(ガイド養成と組織のマネジメント)について、簡単に報告します。1日目に、まず、「私たちのめざすガイド像2015in霧島」のおさらいをしました。次に、2013年のJGN全国研修会の事前アンケート結果「ガイド養成講座等に関する調査票」を見て、グループごとに、各ジオパークの良いところを拾い出しました。その後は、それをまとめて、発表しました。また、他のジオパークの事例発表を聞きました。
2日目に、1日目の結果を使って、ガイド養成講座を組み立てました。地域によっては、フライトアテンダントの接遇講習があったり、プロのアナウンサーによる発声練習や文章の組み立て方講習があったり、コミュニケーションスキル講習があったりと興味深い講習を行っているところもあるようでした。

(写真5)分科会(ガイド養成と組織のマネジメント)のようす

各地域のジオパークの方と、交流や意見交換によって、充実した全国大会になりました。

最後になりますが、物販では、龍泉堂、銚子電鉄、ヤマサ醤油、ヒゲタ醤油からご協力を得ました。あらためて深く感謝申し上げます。


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