事務局ブログ

地質標本館の見学

2013.10.02 Wednesday 09:30
9月に銚子ジオパーク推進市民の会のみなさまとともに、つくば市にある地質標本館の見学に行きました。にこっ参加者は約30名でした。にこっ


 
(写真1)地質標本館の玄関前    


(写真2)地質標本館付近に落下した隕石の説明を聞いています

地質標本館では、職員の方が館内を案内してくださいました。にこっ
はじめに1996年に隕石が地質標本館の上空を通過して落下したお話を聞きました。その落下しつつある隕石を見た人もいたため、職員総出で隕石を探して見つけ出したそうです。隕石は、地球の内部構造を知る手掛かりになる可能性があるようです。にこっ

 
(写真3)日本列島大型地質模型の前で 


(写真4)デスモスチルスの化石模型の前で

次に、日本列島大型地質模型を見ました。東日本は、日本海が拡大した時に海水中に潜っていたので、新しい地層が多いことと、西日本では花崗岩が多いので、微量な自然の放射性物質も出ていると話していました。にこっ
 デスモスチルス(哺乳類の1種)の化石は、北海道で偶然に見つけたそうです。化石は、酸性土壌に埋もれてしまうと骨も溶けてしまうことがあるようですが、貝殻などがあれば、酸性が中和されて、骨も溶けることなく保存されるようです。にこっ

 
(写真5)アンモナイト階段      



(写真6)太平洋海底地形

建物の中におもしろい階段がありました。普通のらせん階段かと思っていましたが、アンモナイト階段だとのことです。上から見れば、たしかにアンモナイトを想起させます。にこっ
太平洋の海底地形の模型の前では、日本は世界の火山の1割を占めていることや、地震がめったにない国から日本に来た人のエピソードなどを紹介してくれました。にこっ

   
(写真7)地震の堆積物       



(写真8)日本列島周辺の震源分布

東北地方の堆積物の紹介もありました。869年の貞観地震津波の堆積物や、2011年の東北地方太平洋沖地震津波の堆積物が見られました。貞観地震津波の堆積物から、かつて大きな津波があったということが2008年の段階で研究成果が出ていたようです。しかし、その成果がなかなか一般に浸透していかなかったのが残念だったと言っておりました。にこっ
天井を見ると、日本列島周辺の震源分布が立体的に表現されています。下から上を見ると日本列島がひっくり返って見えるので、鏡に映すと見やすくなります。棒の長さと球の大きさは、震源の深さとマグニチュードを表現しています。にこっ
    
 
(写真9)銚子産のサメを見つけました
         


(写真10)銚子ジオパークのポスター

岩石・鉱物・化石展示物のコーナーでは、非常に多くのものが展示されておりました。圧倒的な数のコレクションです。その中で、銚子産の化石の展示物をひとつだけ見つけました。名洗層で見つかった巨大ザメのメガロドンの歯でした。にこっ

銚子ジオパークのポスターも見つけました。他にも色々と見ましたが、ゆっくりと見れば、1日でも足りないと感じました。にこっ

地質標本館の職員の方が、2時間近くていねいに説明をしてくださいました。どうもありがとございましたにこっ


にこっにこっにこっ
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