お知らせ

ジオパークの防災に関する講演会

2014.01.23 Thursday 13:30
にこっ銚子ジオパークは、貴重な地質遺産を有しているばかりでなく、大地との関わりをもって多様かつ豊かな恵みを受けております。一方、時折大地との関わりから災害を受けることもあります。この自然の持つ二面性について、ジオパークの防災に関する講演会が開催されました。
講師は、千葉科学大学危機管理学部の藤本一雄准教授です。


図1講演会の様子        


図2ワークショップの様子

にこっ講演の中で、中国の史書「春秋」の注釈書「春秋左氏伝」からの引用が紹介されました。
「安きに居りて危うきを思う 思えば則ち備えあり 備えあれば患い無し」。平常時に、事前に防災対策に取り組んでおくことが有効のようです。
また、避難も受け身的ではなく主体的に避難することが重要だとの紹介もありました。

にこっ後半は、ワークショップでした。災害が起こったときに、「最悪の結果」を考えます。なぜ最悪の結果になってしまうのか、その原因を考え、自分の弱点を見出すというものです。その弱点を解消しておくことによって、実際に災害が起こっても最悪の結果に至らずに済むということです。今回は、最悪の結果として「自宅で家族が津波に襲われる」という設定で、グループに分かれて考えました。

にこっみなさまも、いざというときのために、弱点を克服しておくのはいかがでしょうか?




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普通救命講習会

2014.01.17 Friday 18:00
ジオガイドの危機管理対策の一環として、普通救命講習会が開催されました。

はじめに、心肺蘇生法に関して説明があり、日本で1年間に心肺停止によって救急車で運ばれた人は12万人もいるということで驚きました。一方、電話をしてから救急車が到着するまで平均8分かかるそうです。心肺停止すると時間の経過とともに生存する確率が低くなるようで、救急車が到着するまでに、一般の人が心肺蘇生を続けることが重要だとわかりました。


熱心に説明を聞くジオガイドのみなさん   


心肺蘇生に取り組んでいます

今回は、心肺蘇生法AED操作の実習が行われました。参加されたジオガイドのみなさんは、講師の方に熱心に質問をされておりました。
 

AED操作の実習                 



救命講習の重要さがよくわかりました 

ガイド中に急病人は出てほしくはありませんが、万が一出た場合にでも、救命講習で習ったことを活かしていけたらと思っております。

最後になりますが、講師をしてくださった銚子市消防本部の救急救命士の方々に感謝いたします。


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銚子付近の地震活動はどうなったのか?

2014.01.10 Friday 18:10
東北地方太平洋沖地震(モーメントマグニチュード(以下、Mw)9.0)の余震回数は、日本の海域で発生したM8クラスの主な地震の余震回数と比較して、非常に活発です(気象庁2012)。それだけでなく、2004 年に発生したインドネシア、スマトラ北部西方沖の地震(Mw9.1)、2010 年に発生したチリ中部沿岸の地震(Mw8.8)の余震回数と比較しても活発と言えます。余震回数は時間の経過とともに減少してきましたが、まだ東北地方太平洋沖地震前よりも多い状態が続いております。もちろん銚子も同様です(図1)。


図1.銚子市川口町における震度1以上の月平均地震回数。
  2013年7月〜12月の平均地震回数は5回である。


表1.東北地方太平洋沖地震前後の各地における震度1以上の月平均地震回数。解析した地点は、東京(大手町)、銚子(川口町)、水戸(金町)、小名浜、南相馬(原町区三島町)、仙台(青葉区大倉)の6か所。気象庁の「震度データベース検索」より



ところで、東北地方太平洋沖地震以降、どの地域で余震が活発となったのでしょうか?表1によれば、2001年1月から2011年2月までの月平均地震回数は、東京、水戸が他の4地点よりも多いことがわかります。一方、2011年3月から2013年12月までの月平均地震回数は、水戸と小名浜が他地点よりも多くて40回を超えております。また、地震回数の増加率(2001年1月から2011年2月までの月平均地震回数に対する、2011年3月から2013年12月までの月平均地震回数)は、銚子が顕著に高い値を示しました。

気象庁の資料(気象庁2012)にも、千葉県東方沖付近では、東北地方太平洋沖地震の発生前にはほとんど地震活動が見られなかったが、東北地方太平洋沖地震の発生後は活発な地震活動(主に正断層型)が見られることが記載されています。

東北地方太平洋沖地震以降現在に至るまで、銚子の地震回数は、水戸や小名浜よりは少ないことがわかりました。しかし、銚子の地震活動は、上記の地震回数とその増加率及び気象庁の資料から、依然として活発な状態が続いていると言えるかもしれません。

(引用文献)
気象庁, 2012, 「平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震」について〜約2年間の地震活動〜


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サヌカイトの「石の楽器のコンサート」

2014.01.10 Friday 15:21
皆さんはたたくと素敵な音色が出る岩石「サヌカイト」をご存知ですか。

サヌカイトは四国の香川県(讃岐地方)などで見られ、その音色から「カンカン石」とも呼ばれています
実は、銚子の黒生港や宝満で見られる「古銅輝石安山岩」と成分的には同じ石です。
(残念ながら銚子の岩石はいい音色はでませんが・・)

このサヌカイトを使った石のコンサートが千葉科学大学マリーナキャンパスで開催されます。
ぜひ、この機会に石の奏でる素敵な音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?

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【石の楽器コンサート】
◆日時
1月16日(木)18時から19時
1月17日(金)11時45分から12時15分(第1部)
       12時30分から13時(第2部)

◆演奏者 
臼杵美智代(くらしき作陽大学講師、日本音楽集団)

◆場所 
千葉科学大学 マリーナキャンパス
危機管理学部2階 防災シミュレーションセンター

◆問合せ 
千葉科学大学・危機管理学部・環境危機管理学科 教授 植木岳雪
〒288-0025 千葉県銚子市潮見町15-8 マリーナキャンパス
電話:0479-30-4647
メール:tueki@cis.ac.jp


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ラボ・トレイン めざせ!ラボ・マスター!

2014.01.08 Wednesday 08:40
にこっ学研×銚子電鉄のコラボによる、親子で参加できる体験型教育観光イベント(ラボ・トレイン めざせ!ラボ・マスター!)が3月21日()、22日()、23日()に開催されます。

にこっいつもの銚子の街が、いつもと違って見える!」をテーマに、銚子電鉄を出発点として、親子で銚子市内をめぐり、良さを再発見するというものです。
にこっ詳しくは、下記のサイトをご覧ください。
http://www.gakken.jp/labtrain/

にこっ参加チケットは、2月中旬に発売開始となります。
にこっ乞うご期待!

にこっ銚子ジオパーク推進協議会は、このイベントを後援しております。

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