お知らせ

男鹿半島・大潟ジオパークのジオツアー

2017.11.08 Wednesday 12:00
 10月26〜27日にかけて、ジオツアーが開催されました。今回は9つのコースに分かれました。ここでは、「滝&奇岩クルーズ!〜太古の大地へタイムスリップ〜」を紹介します。全体の参加者は、約40名で、銚子ジオパークからは4名が参加しました。にこっ女性
 まず、26日は、ジオパーク学習センターへ行き、男鹿半島周辺の大地の歴史について、入道崎が約7000万年前に形成されたことから始まって、概要を映像で確認しました。その後は、寒風山へ行き、火口を見学しながら、橙色に染まりゆく景観を堪能しました。にこっ女性


写真1 ジオパーク学習センター        

 27日は、午前に入道崎へ行きました。ここには、鹿落とし(ししおとし)という崖があって、かつて鹿が増えすぎて農作物を荒らしたので、崖から落としたという話が紹介されました。また、この付近の海岸で採取できる溶結凝灰岩という石を使い、炭で700℃程度に温めて、石焼料理(野菜たっぷりのみそ汁)を作るという郷土料理を紹介していただきました。にこっ女性


写真2 石焼料理に使用される溶結凝灰岩


写真3 入道崎灯台から見た鹿落としの崖  

 次は、このジオツアーの目玉である男鹿半島西海岸の加茂青砂から門前までの約40分のジオクルーズです。10月下旬ともなれば、日本海の波は荒れる日が多くなるそうですが、この日はほとんど凪でした。断崖絶壁、海に注いでいる滝、わずかな浜などを見ることができました。また、船が小さかったこともあり、大桟橋(だいさんきょう)や、孔雀の窟(くじゃくのいわや)という洞窟にも入りました。驚いたことに、特徴的な形をした岩には、全て名前がついていました。にこっ女性


写真4 大桟橋(だいさんきょう)のトンネル
 

写真5 孔雀の窟(くじゃくのいわや)の中              


写真6 門前大滝

 その後は、潮瀬崎へ行き、ゴジラの形にそっくりな、ゴジラ岩や岩脈などを見に行きました。また、午後には、館山崎へ行き、火山礫が緑色に変質したグリーンタフ(緑色凝灰岩)を見に行きました。


写真7 潮瀬崎の案内看板           


写真8 潮瀬崎にあるゴジラ岩


写真9 館山崎のグリーンタフ(緑色凝灰岩)

 景観を見ながら、大地の成り立ちや、それが人の暮らしに影響を与えていることなどを聞くと、大地とどのようにつながっているのか、あるいは銚子との比較などを考えることができて、有意義なジオツアーとなりました。にこっ女性
 準備をしていただいた男鹿半島・大潟ジオパークの関係者のみなさま、どうもありがとうございました。にこっ女性


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日本ジオパークネットワーク全国大会男鹿半島大潟ジオパーク大会に参加

2017.11.08 Wednesday 10:15
 10月25〜26日に第8回日本ジオパークネットワーク全国大会2017男鹿半島・大潟大会が開催されました。銚子ジオパークからは、13名が参加しました。にこっ女性
 開会セレモニーは、男鹿市民文化会館で開催されました。男鹿半島大潟ジオパーク推進協議会会長(男鹿市長)ほかのあいさつから始まりました。「男鹿大好き人間」とご本人が言うように、男鹿の魚や地名の由来など詳しく話していました。その後、男鹿市と大潟村の紹介を中学生が担当し、地元の見どころや特産品を紹介していました。何度も練習したようで、ジョークも混ぜてわかりやすかったです。にこっ女性
続いて基調講演は、秋田大学の林信太郎教授による「ジオパークを楽しく料理しよう!―キッチン火山学―」というタイトルで行われました。食材を使って、現象をわかりやすく理解しようという実験です。例えば、キッチンペーパーの上に、ココアを薄く広げ、その上にクリープ、砂糖を順に薄く広げます。プレートの動きを再現するため、片方を固定してキッチンペーパーをずらしていくと、付加体の動きがわかるというものです。にこっ女性

 
写真1 開会セレモニーでの中学生による男鹿半島・大潟ジオパークの紹介。


写真2 基調講演での林信太郎教授による講演。

 その後は、各ジオパークの取り組み状況を発表するポスターセッションでした。銚子ジオパークからは、「小学生を対象とした夏休みの自由研究ツアーのアンケート集計結果について―銚子ジオパークの例―」というタイトルで紹介しました。これと並行して、ブース展示も開催されました。にこっ女性

   
写真3 銚子ジオパークのブース


写真4 銚子ジオパークのポスター発表

 
写真5 ポスター発表のようす


写真6 パネルディスカッションのようす

 2日目の午前は、分科会が開催されました。今回は10のテーマに分かれました。ここでは、「ジオガイドの人材育成と団体運用について」を紹介します。洞爺湖有珠山ジオパークと伊豆半島ジオパークによる事例発表が行われ、その後、取り入れたい事項について、グループに分かれて、ワールドカフェ方式で話し合いました。最終的には、ガイドのやる気、プロガイドの養成、ガイド間の交流、ジオガイドの認定制度の充実が重要であるという結論になりました。にこっ女性

  
写真7 分科会(ジオガイドの人材育成と団体運用について)のようす

 午後は、各分科会の報告、各分科会の報告を踏まえた大会宣言、次回開催地(アポイ岳ジオパーク)のあいさつ、閉会のあいさつで終了しました。その後は、9つのコースに分かれてジオツアーとなりました。にこっ女性


写真8 閉会セレモニーのようす(来年度の全国大会開催地アポイ岳ジオパークのみなさま)


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