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長崎鼻・宝満Nagasakibana/Houman Rocks

1回で3度おいしい? 3つの時代の地層が出会う場所

長崎鼻:大きな礫が転がる磯、奥に見える岩体は、1億年前の砂岩・泥岩

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長崎鼻は銚子半島東海岸の最南端の岬です。ここは遠浅の磯で、様々な海の生き物に出会える場所となっています。 ここでは恐竜時代にできた砂岩・泥岩、約2000万年前に溶岩が固まってできた岩石、約500万年前にできたレキ岩というように特徴ある3つの時代にできた岩石を見ることができます。

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海の生き物の特徴

銚子の沖合で南からの暖流「黒潮」が日本列島から離れていきます。ここに北からの「寒流」の親潮がぶつかります。このような環境の銚子の磯では、暖流系の海の生き物と寒流系の生き物を見ることができます。
また、銚子の北は鹿島灘の砂丘、南は九十九里浜の砂丘が長く続いています。このように付近に磯浜がないため磯の生物が集まりやすく、磯の生物の密度が高いのが特徴になります。

恐竜時代の砂岩・泥岩(約1億年前の地層)

砂岩と泥岩が繰り返す地層で、板状の重なりになっています。普段は泥が堆積するような深い海底に、ときどき地震などを引金にして海底斜面に堆積していたものが流れ下ってきてできました。
このような砂岩・泥岩の繰り返す地層は近くの犬吠埼でも見ることができますが、こちらはずっと浅い海で堆積したものです。

日本海が広がりつつあったころの火山の痕跡(約2000万年前の地層)

目の前の島は大宝満、小宝満と呼ばれています。宝満の形は人間が仰向けになって天空をにらんでいるように見えます。
この岩石はちょうど日本海が広がりつつあった2000万年前に噴火した火山の溶岩が固まってできた安山岩になります。
特に含まれる鉄とマグネシウムの比(Mg/Fe)が高く、高マグネシウム安山岩と呼ばれています。

宝満:水面近くを流れた溶岩が固まった岩石。日本では珍しい高マグネシウム安山岩。 帽子(烏帽子)をかぶった人が仰向けになっているように見えるのが特徴。

ボーン・ベッド(骨の層)!?
クジラやサメの化石がいっぱい発見された地層(約500万年前の地層)

長崎鼻には多くのレキが転がっていますが、その下、干潮時わずかに顔をだすレキ岩層があります。この地層は今から約500万年前、関東が海だった時代に堆積したものです。ここからは白亜紀の化石を含んだ固い石(ノジュール)、サメの歯、クジラの骨、象の臼歯など数多くの化石が発見されます。
特にクジラの耳骨やサメの歯の化石の数は多く、かつて水の流れによってレキといっしょに耳骨やサメの歯が集まって堆積するような環境であったと推測されています。
近年の長崎鼻のクジラの耳骨の研究から、種類の多様性が世界有数だということがわかってきました。

ムカシオオホホジロザメの歯の化石(長崎鼻産)
全長は10m以上もあったサメです。

長崎海岸は国定公園第2種特別地域です。ここでは許可のない土石の採取は法律で禁止されています。
アクセス

銚子電鉄「外川駅」下車、徒歩1.1kmm(約14分)または、
JR「銚子駅」より千葉交通バス(長崎・国民宿舎行き)「長崎」下車、徒歩約500m(約6分)

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