事務局ブログ

ジオツアー(大地と人との関わり編)

2014.06.04 Wednesday 09:00
銚子ジオパークの学術顧問である桂氏と男鹿半島・大潟ジオパークの薄井氏とともにジオツアーに行きました。天気も良く穏やかな日和でした。今回は、大地と人との関わりをテーマとしました。にこっ

はじめに、屏風ケ浦です。屏風ケ浦には延々と続く消波ブロックが設置されております。その理由として、かつては、もっと沖の方まで大地が続いておりましたが、荒波によって大地が1年当たり約1m後退してきたからです。鎌倉時代に存在していた城(佐貫城)も、現在では海になっています。名洗でも明治に集団で陸側に引っ越したという記録があります。にこっ

次は、地球の丸く見える丘展望館です。この時期にしては珍しく、富士山や筑波山が見えました。銚子を見渡すことができ、銚子における大地と土地利用の関係がよくわかる場所です。キャベツ畑などの農地、風力発電、江戸時代の利根川舟運などとの関係がわかると興味深いです。にこっ

次は、青少年文化会館です。ここでは、ジオパークの展示物が見られます。そのうち、余山貝塚でかつて発掘された展示物を中心に見学しました。更に紙芝居による余山貝塚の話しが説明されました。縄文時代の人々が、貝輪というアクセサリーを利用していたことがよくわかります。視覚的にも、わかりやすい紙芝居です。にこっ

その後は、銚子山十では醤油と利根川舟運の話し聞き、外川ミニ資料館では、外川漁港の歴史の話しと外川のまちなみ見学を行っていただきました。この2つの店では、銚子の大地と歴史のつながりに関する話を聞くことができます。銚子が江戸時代以降にさかんになったのは、大地からの恵みを人がつないできたからだということがよくわかります。にこっ

私たちは、大地と関わりながら、日々生活していることを再認識しました。にこっ


写真1 屏風ケ浦にて      


写真2 地球の丸く見える丘展望館にて


写真3 青少年文化会館での紙芝居  


写真4 銚子山十でのひしおの話し


写真5 外川ミニ資料館にて     


写真6 外川のまちなみの見学


カテゴリー: 事務局ブログ |




銚子ジオパークの今後の課題に関する意見交換会が開催

2014.06.03 Tuesday 13:30
5月16日に開催された銚子ジオパーク推進協議会の総会後に、銚子ジオパークの今後の課題に関する意見交換会が開催されました。その第一部として、秋田県にある男鹿半島・大潟ジオパークの薄井伯征氏をお招きして、講演会が開催されました。にこっ

 銚子市は、男鹿市と大潟村を合わせて考えれば、面積が約五分の一、人口が約2倍、人口密度が約10倍です。男鹿半島・大潟ジオパークの特徴は、7000万年前から現在までの日本列島形成の証拠が残っていることだそうです。でも大潟村はかつて、八郎潟を干拓してできた村であり、地上で地層が見られないという特徴も有しております。現在でも、ポンプによる排水が行われているそうです。また、地域資源を見える資源と見えない資源に分けて整理されていたことも興味を惹きました。 ジオパーク活動を行っていて、似たような悩みもあることがわかりました。にこっ

 これまでに、男鹿半島・大潟ジオパークとは、あまり交流を持っていなかったので、これをきっかけにもっと交流ができたらいいなと思いました。にこっ

 第二部として、第一部の講演や、2012年の認定審査結果の「宿題」等を参考にして、今後の課題に関するワークショップが開催されました。その中でも、事業・活動と運営組織・体制に絞って、グループごとに意見交換が行われました。グループごとに意見をまとめた後に、各グループの代表が内容を発表しました。にこっ
 
とても楽しいワークショップで、この雰囲気を継続させたいという意見も出ておりました。にこっ


写真1 講演会の様子        


写真2 質疑応答の様子


写真3 ワークショップの様子    


写真4 グループごとの発表の様子


カテゴリー: 事務局ブログ |




平成26年度銚子ジオパーク推進協議会定期総会を開催しました!

2014.05.27 Tuesday 15:33
5月16日(金)銚子市勤労コミュニティセンターにおいて平成26年度銚子ジオパーク推進協議会定期総会を開催しました。

平成25年度の事業報告・収支決算、平成26年度の事業計画・収支予算について会員の皆様にご審議いただき、承認を得ました。



カテゴリー: 事務局ブログ |




「地質の日」関連イベント

2014.05.21 Wednesday 09:09
5月10日は「地質の日」。
毎年5月10日を中心に、「地質の日」を記念したイベントが、
全国の博物館や大学などの研究機関で開催されています。(https://www.gsj.jp/geologyday/)

銚子ジオパークでも、関連イベントとして5月3日、4日、5日に「犬吠埼ガイドツアー」
5月4日、11日は「銚子産!化石のレプリカを作ろう」を行いました。


<犬吠埼では、今年140周年ぎょ!を迎える「犬吠埼灯台」に鯉のぼりをあげて、皆さんを出迎えていました。>
ガイドツアーに参加された方は3日間で150名!!


<4日は犬吠埼灯台下でレプリカづくり!>
犬吠埼からも昔は化石が出たんですよ★(今はとっちゃダメです)


<11日は地球の丸く見える丘展望館でレプリカづくり!!>
銚子が化石の産地だったことはあまり知られていないようです。



<みんないい笑顔です。>
レプリカは本物の化石から型をとったもの。大切にしてね。
レプリカづくりは2日間で220名の方が参加されましたぎょ


<おまけ うーん、プリティ!>
展望館にはジオっちょの顔出し看板があります。
みんなも一緒に記念写真はどうですか?

私たちが地球上で生きていくために欠かせない地質。日常生活とも深いかかわりを持っています。
にもかかわらず、地質について多くの人が興味を持っていないかもしれません。
今回のようなジオパークの資産を活用したイベントを通じて少しでも地質に興味を持ってくれたら嬉しいです♪



カテゴリー: 事務局ブログ |




秩父ジオパークの視察研修(1日目)

2014.05.02 Friday 09:00
4月22,23日に秩父ジオパークへ視察研修に行ってきました。にこっ

まず、秩父郡皆野町にある秩父味噌を製造・販売しているヤマブ味噌を見学しました(図1)。秩父地方のB級グルメ「味噌ポテト」、もろきゅう、味噌汁など、味噌を使った料理の昼食をいただき、秩父のカエデ樹液を試飲しました。秩父ジオパークから歓迎のポスターも貼ってあり、一同感激しました(図2)。にこっ

次に、秩父盆地の全景が見られる美の山へ行き、盆地内の荒川によって形成された河岸段丘のようすを観察しました(図3)。秩父の地形と産業の関係では、盆地中央部を流れる荒川が大地を削り込んでおり、水の利用が難しいため、水田が発達しにくかったこと、代わりにクワを植えて、カイコから絹を取って、銘仙の産業が発達したこと、農業としては、コンニャクやソバが栽培されていることを教えていただきました。
荒川の急流(図4)によって、石が岩盤を削り、人が入れるほどの大きな穴(ポットホール)を見学しました(図5)。この辺りは、洪水時に水が集まりやすい地形になっており、岩によって丸く削り取られたそうです。また、水位尺が13mもあるのには驚きました(図6)。にこっ

次に、埼玉県立自然の博物館見学へ行きました(図7)。この博物館の歴史、古生物の骨格(パレオパラドキシア、アケボノゾウなど)、岩石、秩父の古環境などの説明を聞きました。
最後に、秩父まるごとジオパーク推進協議会で、総会にオブザーバーとして出席し、その後、秩父で行われた「地球科学学習観光」推進事業について研修が行われました(図8)。
1日目は、秩父ジオパークの地形と人の暮らしの関わりがわかり、秩父独自の文化の一部を垣間見ることができました。銚子ジオパークにおいても、大地と人との関わりに関するジオストーリーの作成の参考にしたいと思いました。とても有意義な時間をすごしました。にこっ


図1 味噌蔵での昼食と見学        


図2歓迎のしるしに!
   

図3 美の山から見た秩父盆地の河岸段丘  


図4 秩父盆地を流れる荒川の様子


図5 荒川のポットホール          


図6 荒川の水位尺
   

図7 埼玉県立自然の博物館の見学   


図8 秩父まるごとジオパーク推進協議会の総会


カテゴリー: 事務局ブログ |





<<前の5件 | 1 | ... | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | ... | 43 | 次の5件>>

このページの先頭へ