事務局ブログ

第9回日本ジオパークネットワーク全国研修会

2017.04.04 Tuesday 10:30
 3月10日(金)〜12日(日)にかけて、山口県美祢市のMine秋吉台ジオパークへ行き、第9回日本ジオパークネットワーク全国研修会に参加しました。にこっ女性銚子ジオパークからは、3名が参加しました。にこっ女性今回のテーマは、「ジオツーリズムによる地域経済の好循環〜おたくのジオツアー儲かっちょる?〜」でした。
 1日目は、徳山大学の柚洞さんによる問題提起、Mine秋吉台ジオパーク推進協議会事務局長による提言が行なわれました。その後、四国西予ジオパークを担当する旅行会社から、売れないジオツアーに関する事例紹介があって、グループごとに、このジオツアーは何故売れなかったのかについて話し合いました。にこっ女性

    
(写真1)会場のようす


(写真2)柚洞さんによる問題提起

 
(写真3)Mine秋吉台ジオパーク推進協議会事務局長による提言

 2日目午前中は、Mine秋吉台ジオパークのジオツアーでした。にこっ女性5つのグループに分かれましたが、ここでは、「穴クラーベしちゃる?洞窟たんけんへLet’s GO!!」について、紹介します。にこっ女性このジオツアーのコースは、ホテル→景清穴→石窯パン工房→カルスター→秋芳洞→昼食(安富屋)→ホテルでした。にこっ女性
 景清穴は、貫通洞であるため、まるで風穴のように、冬季に標高が低いところでは気温が低く標高が高いところでは、気温が高いという煙突効果があるという説明を聞きました。実際、朝、鍾乳洞の入り口では気温が5℃程度でしたが、鍾乳洞内では、ある場所を境に急激に温度が上昇して、15℃程度になりました。また、洞内で線香に火をつけたら、煙が標高の高い出口に向かって流れていたので、実際に煙突効果が起きているのが確認できました。

  
(写真4)景清穴の入口、さあ鍾乳洞の中に入るぞ。


(写真5)景清穴の中、まるで探検隊です。


(写真6)線香の煙の流れを見て、煙突効果の確認をしています。


(写真7)景清穴から出るところ

次は、石窯パン工房へ行きました。秋吉台では、日本の他の地域に比べて、水の硬度が高いようです。一般的に日本の水の硬度は低く、ヨーロッパでの水の硬度は高いとの説明がありました。その理由として、日本は河川が短く急こう配であるのに対して、ヨーロッパでは河川が長く緩勾配であるため、長い時間をかけてミネラル分を補充しているためです。比較的水の硬度の高い秋吉台は、歯ごたえのあるパンができるようです。

  
(写真8)石窯パン工房へ


(写真9)石窯パン工房で、パンの説明

 つづいて、Mine秋吉台ジオパークの拠点施設のカルスターへ行きました。秋吉台の展望台に位置しており、ジオパーク推進室、コーヒーショップがありました。ここからは、カルスト地形が一望できて、眺めのいいところでした。


(写真10)Mine秋吉台ジオパークの拠点施設のカルスター

   
(写真11)カルスターの内部のようす1


(写真12)カルスターの内部のようす2

 続いて、秋芳洞へ行きました。もともと、入口が一つしかない鍾乳洞でしたが、観光客の利便性を考えて、人工的にもう一つ穴をあけて、貫通洞となりました。そのおかげで、鍾乳洞の柱(黄金柱)が、以前は上方から水が流れてきて、表面が黄金色に見えていたものが、現在は、柱の表面が乾燥してしまったとのことです。貫通洞となってからは、鍾乳洞の環境が急激に変化してしまったようです。そのため、観光客による収入を減らしたくないという意向もあるようですが、持続可能な発展のためにも保護・保全に関する対策を考えていく必要があるかもしれません。

   
(写真13)秋芳洞入口の看板。ここからエレベータに乗って80m下がる。


(写真14)黄金柱


(写真15)秋芳洞の出口
 
午後からは、ジオツアーのよかったところ、改善すべき点、感想・メッセージに関する感想文を書いて、グループごとに話し合いました。


(写真16)午前中のジオツアーに関する意見交換

その後、ジオパークごとに持ってきた岩石について、その岩石のキャッチコピーを考えるというワークショップを行いました。


(写真17)岩石のキャッチコピーに関するワークショップ

3日目は、ジオツアーとしてうまくいっている事例、おおいた豊後大野ジオパークにおける豊旅、三笠ジオパークの例、室戸ジオパークの例の発表を聞きました。その後は、各地でのジオツアー“事業化”の目標設定として、「何が不足しているのか?」、「何が足りているのか?」について、意見を出し合って、グループごとに整理しました。

 
(写真18)おおいた豊後大野ジオパークにおける豊旅の事例


(写真19)各地域のジオツアーにおける充足、不足に関するワークショップ
 
 今回の研修に参加して、お客様に喜ばれるジオツアーを企画するには、地域ごとに試行錯誤しながら改善していくしかないということを感じました。
今回の研修会を準備して下さったみなさま、どうもありがとうございました。

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